シングルサインオン

RoboForm2005-01-21


シングルサインオン(SSO)はその定義によれば、ユーザが一度認証を受けるだけで許可されているすべての機能を利用できるようになるシステムということになる訳だが、RoboFormはまさにシングルサインオンを実現する現実的でセキュリティアウェアなソリューションだ。

通常話題になるのはエージェント型やリバースプロキシ型という形態でのインプリメントだが、マイクロソフトのPassPortでの問題(http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20030703303.html)で明らかなようにセキュリティに関しては現状まだ不安は大きい。その意味でこれらの形態は研究対象としては面白いが実用性という観点からはまだ先の話になるのかもしれない。何しろ一度の認証ですべてが使えるようになるというインパクトを持つものである以上、セキュリティに関しても高い要求を満たす必要がある。

RoboFormのユーザの中にもRoboFormをれっきとしたシングルサインオンのソリューションとして認識しているユーザがいる。

ログイン名とパスワードに埋もれるのはもうやめよう
以前、僕は紙切れにログイン名とパスワードをメモっていたが、すぐにそれはひどい事になった。なぜなら300個以上もログイン名とパスワードがあるからだ。残念! そしてその後RoboFormを見つけた。このプログラムをPCにインストールすればすべてのログイン名とパスワードをあなたに代わって憶えていてくれる。それ以外にも住所やクレジットカード番号、電話番号、考えつくもの何でもだ。そしてこれらの情報はマスターパスワードにより暗号化されていて、自分で憶えておく必要があるのはこのマスターパスワードひとつだけ。このマスターパスワードをひとつ入力するだけで、他のすべての情報にアクセスできる。僕はPIN番号や大切な電話番号なんかをノートに書きとめていたが、RoboFormはこれらのメモについても暗号化して保存しておく事が可能だ。

なんといってもありがたいのはワンクリックであっという間に必要なフォームの記入をやってくれることかな。RoboFormのお陰で一日30分は時間を節約できているよ。お薦めするよ。

原文:http://radio.weblogs.com/0123148/2005/01/19.html#a196