スマートフォン

名実ともにソフトバンクの携帯電話への参入が完了した。そして、それはつまり新しい携帯インターネットの始まりを意味している。

Y!ボタンでのインターネットへのワンボタン接続は象徴的な出来事だ。携帯電話でのインターネットが加速していくのは明らかであるわけだが、それが一体どの規模で起こるのか、なんだか楽しみだ。


重度にパソコンを使っている人にとっては、携帯電話でもパソコンと同じようにインターネットが使えるというのは大変便利なことだ。しかもソフトバンクが狙っているのは既存の膨大な無料コンテンツを携帯チャネルにも流し込むことであり、ドコモやAUにとっては、大きな脅威になるはずだ。


音声通話からスタートした携帯電話が、通話機能をもった携帯パソコン(携帯コンピュータ)へと変態する瞬間を僕らは目撃しているのかもしれない。


このパソコンならぬ、携帯コンのコンセプトをもっともリアルに打ち出しているのがいわゆるスマートフォンだ。パソコンフリークの多くがスマートフォンに対して熱い視線を送っていることは、ウィルコムW-ZERO3の人気を見る限り明らかである。

そしてソフトバンクからもHTC製のスマートフォンのリリースがアナウンスされている。HTC社製のスマートフォント言えば、ソフトバンクより先にドコモがビジネス用に限定したチャネルで販売を開始していたが、今日のアナウンスによればウェブ経由で個人向けにも販売を開始するとこのと。明らかに対ソフトバンクの動きだ。


いずれにせよWindows Mobileが携帯電話のOSとして採用されてくることにより、開かれた市場への期待が膨らむ。パソコン明瞭期のOSの登場のころを思い出す人も多いだろう。


いずれにせよ、PDA市場と携帯電話市場が渾然一体となり、新しい時代がやってくることは確かなようだ。楽しみだ!


ボーダフォン、年内にHTC製Windows Mobile端末を発売 - ITmedia Mobile

ドコモが「hTc Z」をネット販売、個人購入が可能に

http://www.nri.co.jp/news/2003/031120.html