エンタープライズ版とGoodSync
気がつけば今年初めてのエントリ。ご無沙汰でした。
ロボフォームが日本国内で本格的に展開されたのが2004年秋だから、もうじき丸3年になる訳だ。昨年末の100万インストールのアナウンスのあと、いくつか大きな動きがあったようなのでここで振り返ってみよう。
まずひとつは5月13日の読売新聞日曜版の電脳明晰にロボフォームが紹介されたことだろうか。
いわゆる4大新聞の読売新聞の記事として取り上げられるには、それなりの背景が必要なハズである。いわゆるPC雑誌での記事ではなく、一般読者に向けた記事であるという点で、ロボフォームの国内での普及が本格化していることを感じさせる。これは100万インストールのアナウンスと呼応するものと言えるだろう。
次に注目したいのはロボフォームのエンタープライズ版がリリースされたことだ。
このエンタープライズ版はロボフォームの大企業向けのバージョンのようだ。ロボフォーム2Goがそうであるように、ロボフォームという製品を核として、さらにそのバリエーションを追加したということになる。
エンタープライズ版ではポリシを使用することにより各企業ごとにロボフォームの機能を独自にカスタマイズ可能にしている。従来のコンシューマ向けのロボフォームプロとは価格体系も若干異なり、またメンテナンス契約料も追加されている。
3つ目はGoodSyncという同期ツールであるが、これはバージョン6になって大きく開発体制が変ったらしい。従来のバージョン4(バージョン5はなぜか欠番)のときの開発グループとは異なるグループによりゼロから開発されたということだ。
4つ目はロボフォームのMAC版の噂だ。この噂の根拠は開発元の求人欄にある。MACのプログラミング経験者を募集しており、ロボフォームのMACへの移植が仕事になると書いてあるからだ。MACもインテルの石を使うようになったので、以前より敷居は下がっているのかもしれないがMAC版ロボフォームが1,2年のうちに登場するのかどうかは、分からない。
いずれにせよ、ロボフォームも国内満3歳が近づき、これから新しいフェーズに入っていくのだろうという気はする。