ネットベースのロボフォーム
ロボフォームはもともとネット上の認証を必要とするサイトへのログインを自動化するためのクライアントPCで稼働する一般的なソフトウェアであったし、現在もその形態をキープしている。しかし今、ロボフォーム自体がネット上で稼働する方向へと進化する姿が観測されている。
1. ロボフォームデータオンライン (https://online.roboform.com/) によりユーザデータをオンライン上から引き出すことが可能となった。
2. ロボフォームブックマークレット(https://online.roboform.com/bookmarklet)によりオンライン上のユーザデータを
javascriptが利用可能なすべてのブラウザから呼び出すことができるようになった。
いわばネットベースのロボフォームということになるが、これの利点としては以下のようなものがある。
A. ChromeやOperaやSafariなどRoboFormが現状サポートしていないブラウザでも既存のログイン帳が利用可能となる。
B. OS Xや LinuxやSmartphone などRoboFormが現状サポートしていないOSでも既存のログイン帳が利用可能となる。
C. RoboFormがインストールされていないパソコンからも既存のログイン帳が利用可能となる。
(いずれもロボフォームデータオンラインでのアカウントを取得しておくことが必須)
クライアントPCでネイティブに稼働している現状のロボフォームに比べて機能的に制約が多いのは当然としても、ネット経由でOSやブラウザに依存しないという根本的な優位性をもっている点は注目に値する。