RoboForm と Chrome その4

とうとうオフィシャルサイトへアルファ版がアップされた模様。先行情報のとおりツールバーは下に連結する形だが、どうやらこれはChromium側におけるアドオンの仕様の確定待ちという状況のようだ。

アルファ版でもいい、下ツールバーでもいい。どうしてもChromeロボフォームを使いたいという方は、以下からどうぞ!

http://www.roboform.com/chrome.html

ネットベースのロボフォーム

ロボフォームはもともとネット上の認証を必要とするサイトへのログインを自動化するためのクライアントPCで稼働する一般的なソフトウェアであったし、現在もその形態をキープしている。しかし今、ロボフォーム自体がネット上で稼働する方向へと進化する姿が観測されている。

1. ロボフォームデータオンライン (https://online.roboform.com/) によりユーザデータをオンライン上から引き出すことが可能となった。

2. ロボフォームブックマークレットhttps://online.roboform.com/bookmarklet)によりオンライン上のユーザデータを
javascriptが利用可能なすべてのブラウザから呼び出すことができるようになった。

いわばネットベースのロボフォームということになるが、これの利点としては以下のようなものがある。

A. ChromeOperaSafariなどRoboFormが現状サポートしていないブラウザでも既存のログイン帳が利用可能となる。
B. OS XLinuxやSmartphone などRoboFormが現状サポートしていないOSでも既存のログイン帳が利用可能となる。
C. RoboFormがインストールされていないパソコンからも既存のログイン帳が利用可能となる。
(いずれもロボフォームデータオンラインでのアカウントを取得しておくことが必須)

クライアントPCでネイティブに稼働している現状のロボフォームに比べて機能的に制約が多いのは当然としても、ネット経由でOSやブラウザに依存しないという根本的な優位性をもっている点は注目に値する。

RoboForm と Chrome その3

RoboForm は遅かれ早かれ Chrome に対応するだろうと書いたが、どうやら少し姿が見えてきたようだ。

状況としては社内テスト段階(アルファ版)にあるようで、ロボフォームツールバーが連結したクロームの画像も公開されている。ただし現状ではツールバーは下に連結されているようだ。

個人的にはロボフォームが対応を終え、なおかつマウスジェスチャーが使えるようになればクロームへ全面移行できそうな気がするのだが。。


ネタ元は以下:
http://www.roboformchrome.com/topic/google-chrome-support-on-the-way

RoboForm と Chrome

ブラウザの新しい方向性を打ち出した Chromeであるが、いつも間にかBeta版の看板がなくなって正式リリースになっているようだ。

Chromeの軽快さは魅力的だが、RoboFormユーザにとってはRoboFormが使えないことが大きな障害になっているようだ。実際あちこちでChromeRoboFormをという声が上がっている。

http://www.roboformchrome.com/
http://www.chromeboard.com/showthread.php?t=133
http://groups.google.co.jp/group/Google_Webmaster_Help-Requests/browse_thread/thread/1c8c5d5e21a7454f

RoboFormとしてはユーザの要望に応える形で検討を進めているのは当然かと思うし、Googleの方でもサードパーティのアドオンを実現しようとしていることから考えれば、遅かれ早かれ Chrome + RoboForm の組み合わせは実現されるだろう。

実は MacSafari向けのロボフォームは早ければ年明けにはリリースされるという噂があるので、同じレンダリングエンジンのWebkitを使っているChromeへの対応もそれほど遠い時期にならずとも実現するのかもしれない。

Chrome とロボフォーム

昨日Chrome対応についての要望がたくさん来ているという話しを書いたあと、Youtubeでグーグルのビデオを見ていて思った。

Chromeは単なる新しいブラウザという枠を大きく超えている可能性がありそうだし、恐らく越えているのだろう。ベースとなる概念は「ウェブがこれからの中心的な場所」であることであり、まさにグーグルが目指している世界を具現化するためのものだ。

従来のブラウザはWindowsアプリケーションの一つ(あるいはMacの)であり、ウィンドウの上部にはメニューがありツールバーがありという構成だ。しかしウェブ上のアプリケーションがますます充実してきている現在では、例えばYoutubeを開くとYoutubeのメニューやタブがブラウザの中に現れるという2重のインタフェース(ブラウザのそれと各ウェブアプリケーションのそれ)が画面に表示されることになる。

この不自然さを解消することがChromeのひとつの大きな目標だったと言えるだろう。ビデオでも言っているが如何にChromeを小さくすることができるかに専念したということだ。(Chromeとはブラウザの枠やメニューの事らしい)

さて、ここでロボフォームのようなツールバーとして機能拡張をするアドオンがChromeにどのように対応すればいいのかが問題だ。もっとも分かりやすい対応は従来通りツールバーとして実装することだが、どうやらそれはChromeの思想にマッチするものではない。(Chromeにもブクマークバーがあるので可能性としてはあるのだが。。)

いずれにせよChromeの思想にマッチした形でロボフォームの機能をこのブラウザに追加するには発想の転換が必要になりそうだ。

将来Chromeはブラウザではなく、デスクトップそのものなるのかもしれない。

Youtube & Chrome

Youtubeを見ていたらたまたまロボフォームのオフィシャル動画を見つけた。

オフィシャルではないが日本語によるこんな動画もあるようです。

最近グーグルのChromeに対応してくれ!という要望が世界中から来ているらしい。技術的な問題もあるだろうからそう簡単ではないだろうが、どうなるだろうか?

エンタープライズ版とGoodSync

気がつけば今年初めてのエントリ。ご無沙汰でした。

ロボフォームが日本国内で本格的に展開されたのが2004年秋だから、もうじき丸3年になる訳だ。昨年末の100万インストールのアナウンスのあと、いくつか大きな動きがあったようなのでここで振り返ってみよう。

まずひとつは5月13日の読売新聞日曜版の電脳明晰にロボフォームが紹介されたことだろうか。

いわゆる4大新聞の読売新聞の記事として取り上げられるには、それなりの背景が必要なハズである。いわゆるPC雑誌での記事ではなく、一般読者に向けた記事であるという点で、ロボフォームの国内での普及が本格化していることを感じさせる。これは100万インストールのアナウンスと呼応するものと言えるだろう。



次に注目したいのはロボフォームエンタープライズ版がリリースされたことだ。

このエンタープライズ版はロボフォームの大企業向けのバージョンのようだ。ロボフォーム2Goがそうであるように、ロボフォームという製品を核として、さらにそのバリエーションを追加したということになる。

エンタープライズ版ではポリシを使用することにより各企業ごとにロボフォームの機能を独自にカスタマイズ可能にしている。従来のコンシューマ向けのロボフォームプロとは価格体系も若干異なり、またメンテナンス契約料も追加されている。



3つ目はGoodSyncという同期ツールであるが、これはバージョン6になって大きく開発体制が変ったらしい。従来のバージョン4(バージョン5はなぜか欠番)のときの開発グループとは異なるグループによりゼロから開発されたということだ。


4つ目はロボフォームMAC版の噂だ。この噂の根拠は開発元の求人欄にある。MACのプログラミング経験者を募集しており、ロボフォームMACへの移植が仕事になると書いてあるからだ。MACインテルの石を使うようになったので、以前より敷居は下がっているのかもしれないがMACロボフォームが1,2年のうちに登場するのかどうかは、分からない。


いずれにせよ、ロボフォームも国内満3歳が近づき、これから新しいフェーズに入っていくのだろうという気はする。